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あるSEの一日

Profileプロフィール

イニシャル:J.T
入社17年目のSE。
旅客系システムの保守を主に担当している。
顧客の建物内に作業場がある。
週の約半分は顧客の作業場に出勤し、残り半分は在宅勤務である。

スケジュール

  • 9:00出社
  • 9:00~9:30メールチェック
  • 10:00~12:00スプリント計画会議
  • 12:00~13:00昼休み
  • 13:00〜18:00タスクの実施(問い合わせやミーティングなどが突発で入ることもある)
  • 18:00退社

本日は顧客の作業場に出勤する日だ。
6:30に起床、9:00に作業場に出社する。

午前中

出社して最初にやることは、メールのチェックだ。
ユーザからの問い合わせや作業依頼はメールで来ることが多いため、それがないか確認する。
幸い、異常は発生していないようだ。

通常、自分たちの実施するタスクの一覧は予め決めており、朝一でその日に実施するタスクを決めて作業に取り掛かる。
しかし、本日はスプリントと呼ばれる2週間の作業期間の初日であるため、タスクの一覧を作成するところから始まる。

スプリント初日は、スプリント期間内で実施するタスクを決めるためのスプリント計画会議に参加する。
システムの責任者であるプロダクトオーナー(顧客側)と開発メンバ(SC側)全員が参加する。
この中で、プロダクトオーナーから本スプリントで実施するタスクが説明される。
タスクが説明された後、開発メンバで見積もりを行う。
見積もりを行うにあたり、プロダクトオーナーに不明点を質問したり、開発メンバ内で議論を行い、作業内容や作業範囲などを明確にしていく。
一通りの議論が終わった後に、開発メンバ各々が見積もりの数値を一斉に提示する。
見積もり数値にはメンバ間で差異が発生することがあるので、差異が発生した理由を議論し認識を合わせて、最終的な見積もり数値を決定する。
見積もり数値の合計が、本スプリントで作業できるキャパシティまで到達したらスプリント計画会議は終了だ。

昼休み

作業場の食堂でお昼ごはん。
学食のような値段で食事できるのでお得である。
在宅の日は家族と食事できるので、それも楽しみの一つである。

午後

午後からは、スプリント計画会議決めたタスクを各メンバが実施していく。
タスクは担当者を予め決めずに、その都度決定していく。
そうすることで、特定のメンバに知識やスキルが偏ることなく、全員が同程度の知識・スキルを習得することを目指している。

出社と在宅勤務が混在しているチームなので、コミュニケーションの取り方は大切だ。
リアルタイムでコミュニケーションを取ることは、情報を共有するためにも、作業効率を向上するためにも大切である。
私たちはメールの他に、チャットやWeb会議システムを利用するなどしている。
また、出退勤時やお昼休みの開始終了時にはチャットで挨拶することにしている。
対面でのコミュニケーションに近づけるためにはどうすれば良いのか、模索を続けている。

その時、ユーザから問い合わせが入った。旅券の発券が出来ないという。
ログが添付されているため、そのログを見ながら調査を開始する。
問い合わせへの対応は最優先事項だ。対応が遅れると業務に深刻な影響が起きる可能性があるからだ。
その時の各メンバのタスクの状況を見ながら、誰が対応するかを決める。
ログだけで分からない場合は、本番環境に接続し、事象を再現させて調査する必要もある。
今回は、接続する他システムからの返却値に問題があることが分かったため、他システムに問い合わせ内容を転送することになった。
複数のシステムから構成されている場合は、自分たちだけで問い合わせに回答できないことも多く、歯がゆい思いをすることがある。

18時終業。
定時直前に緊急の問い合わせが入ったり、リリース作業が長引いたりしない限りは18時台前半には終業できる。
きりの良いところまで進めて終業し、帰宅する。
在宅の日は、家族と食事する。幼い子どもたちとお風呂に入ったり遊んだりすることもできるので、有意義な時間である。

ポリシー

心がけていることは「思いやり」。
自分の仕事には、それを受け取る相手がいるということを常に意識している。
見積りも、設計も、報告書も、コーディングでさえも、それを受け取り利用する人がいる。
自分の仕事に関わる人のことを常に考えて仕事をしていきたい。

やりがいを感じるとき

お客様がシステムを使用しているところを見た時と、お客様から感謝された時。
システム開発は基本的には裏方で、お客様がどのように使用し、どう感じているのかを知る機会が少ない。
お客様の声を聞く機会はとても大切である。